新着ブログ

今回、パートナー企業であるWe Will accounting associates株式会社の代表取締役 杉浦直樹さんにインターンの西巻がインタビューさせていただきました。企業背景や事業にかける思い、さらには杉浦さん自身の活動についてお話を伺う事が出来ました。

 

〇We Will accounting associates株式会社 代表取締役 杉浦直樹さん

 

―杉浦さん、本日はよろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。

 

―まず初めに、We Will accounting associates(以下WeWill)株式会社は、どのような事業を行っていますか。

私たちは、SaaSサービスを活用して中小企業のバックオフィスの業務改善を支援しています。経理や業務管理・人材管理といった領域で、社内に悩みを抱えている中小企業さんからアウトソースを受け、ビジネスプロセスアウトソーシング(以下、BPO)サービスによって業務設計から仕組化までをサポートしています。

 

―WeWill設立の背景を教えてください。

元々は税理士法人を立ち上げて、税理士として活動していました。税理士の仕事では、担当企業さんの会計結果から税務提案をしていくのですが、そこでの活動の中で“業務改善をしていかないと企業が成長していかない”という問題を感じていました。しかし、日々の経理業務までをサポートするというのは、やはり外側からでは難しいところがあるんです。

そのような事例をいくつも目にしてきて、“税務だけ”ではなく“業務も”サポートすることが出来たらと考えたのが設立のきっかけです。

 

―中小企業を支援する上で、重視していることはありますか。

私たちが意識しているのは、「一緒に成長する」という事です。最初にSaaSサービスを使ったアウトソースと言いましたが、弊社ではリモートでの支援だけでなく、担当企業さんの所にお伺いして現場で作業することも多くあります。

私たちは業務提案をする前に、まず一度企業さんの中に入って一緒に仕事をするんです。何か支援を始める前に、一緒に汗を流してまずは同じ経験をする。そうすることによって、現場の状況が分かるとともに、担当者の苦労も身に染みて、改善案が伝わりやすくなります。一緒に成長していく事で、企業の成長にもつなげていけるようなサポートを目指しています。

ここが他社のサービスとは違う所なんじゃないかと思います。

また、成長というのは「変わっていく事」です。都市と地方で違うのはこの辺なんじゃないかと思うのですが、地方にも優秀な人材も沢山いますし仕事への意識も高い。ただ「挑戦する」という事が中々できないという現状があります。

でも、挑戦というのは大きな事のようにも思えますが、実は小さなことからでも大丈夫なんです。スモールスタートで、小さな成功体験を積み重ねて大きな成長につなげていく事が重要だと考えています。

そして弊社では、その挑戦を後押しして共に成長していくことを大事にしています。

 

―現在は新型コロナウイルス拡大の影響で、多くの企業でリモートワークへのシフトチェンジが行われていると思いますが、これらの動きをどのように捉えていますか。

 そうですね。この新型コロナウイルスの状況下において、身近なところでまず一つ変わったのは、ZoomなどといったWEB会議ツールへの“ハードル”が下がった事ですね。今まではリモートで業務を行うことに少し壁があったような企業さんも、そういった新しい試みを議論する雰囲気が作りやすくなっているんじゃないかと思います。当面は以前の状況に戻っていく「より戻し」のような期間があると思いますが、それでも今のこの状況は、多くの企業にとって「変わっていけるチャンス」だと考えています。中々思い切って議論の時間を設けるのは難しいので、弊社も含め、多くの企業さんが成長のために尽力する期間にしていけたらいいと思います。

 

―杉浦さん自身が管理なさっているコワーキングスペース『The Garage for Startups』やそこでの取り組みについて詳しく教えてください。

Garageは浜松市中区にありまして、コワーキングスペースとしての利用だけでなく、スタートアップを目指す方々の支援も行っています。スタートアップに関するイベントも定期的に開催していて、地域のリーダーが出会い、挑戦するコミュニティを作ることを目的としています。

5月開催予定だった『Startup Weekend』は、先日11月に延期が決定してしまいましたが、このイベントでは「チャレンジすることにチャレンジする」ということで、何かに挑戦したいと思っている方の第一歩としては最適なものであると思います。

また最近では、Garageメンバーだけが見ることができるオンライン上のコミュニティを立ち上げました。そこではこれまでのプロジェクトの内容や課題解決の方法など、自身の挑戦の共有や、地域課題を解決できるようなビジネスを立案・実行してみたりしています。Garageがそのまま1つのビジネス実験場となるようなイメージですかね(笑)

そのような情報を見てやってみることで、ビジネスマンも学生も、「あ、こんな気軽に新しいことって始めていいんだね」って思って欲しいです。

そうやって“挑戦の風土”を作っていきたいと思っています。そしてGarageで成長していったメンバーが成功して今度は投資家になって、今度はコミュニティに還元していく。そこでまた新たな芽が生まれる。そういったサイクルを確立していく事を目指しています。

 ―杉浦さん自身が経営者として大事にされていることは何でしょうか。

私が普段から意識していることは2つあります。1つ目は、「学ぶこと」です。まず税理士であるという事もそうですし、企業をサポートするという事業をしていることもあって、常に自分自身でめちゃくちゃ勉強していますね。(笑)

もう1つは、「周りの人を大事にする」という事です。自分では大事にしていると思っていても、思い違いや善意の押し付けみたいになってしまう事はあると思います。そういったことも含めて、周りの人を大事にできているかという事を、自分を批判的に見るようにしています。

また従業員さんとの面談は基本複数でやるのですが、そこでは「どうやって生きていきたいか」をよく話します。業務や仕事のことだけではなく、その人がどのような人で、どうなっていきたいかをお互いが知ることが大事だと考えています。自律的に挑戦する仲間に選び続けてもらえる環境を提供し続けることが経営者としての役割だと思います。

 

―今後の目標や展望を教えてください。

そうですね。素敵な社会を目指して頑張ってらっしゃる企業さんたちと一緒にお仕事していきたいと思います。そのような企業さんたちと共に成長していける事がとても楽しいですし、ありがとうって言って頂いて仕事をすることが私たちにとっても幸せなことです。

これからも、そういった企業さんたちをサポートできるように頑張っていきたいと思います。

 

―最後に、杉浦さんにとってEXPACTはどのような存在でしょうか。

弊社は企業のサポートをする事業をしていますが、やはり補助金や広報、マーケティングといった不得手な分野もあります。そこをEXPACTさんは補填してくれているので、とても助かっています。

また、EXPACTさんが作っていこうとしている社会そのものに興味があって繋がりを持たせていただいたところもあるので、一緒に成長していって素敵な社会を作っていきたいと思っています。

今後もよろしくお願いいたします。

 

―杉浦さん、本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

 

インタビューを通して、サポートする企業さんと一緒に成長していきたいという杉浦さんの熱い思いを感じることが出来ました。新しいことに挑戦することは、不安や心配が伴うため勇気がいることですが、お話を聞いていく中で、私自身も今後新たなチャレンジをして、成長していきたいと思いました。

Comment

  1. No comments yet.

  1. No trackbacks yet.